小学校
Primary School
—小学校における活用事例—
St.Michael’s C.E. Primary School
【2020年調査】
【事務長 Rosie Hergenhan氏へのインタビューより】
St.Michael’s C.E. Primary Schoolはロンドンから少し離れたエンフィールドという街にある。この小学校にもSensory roomは存在している。
この学校では保護者たちの意見でこの空間が取り入れられたそうだが、その理由は「多くの小学校で取り入れられはじめているから」であり、ロンドンの小学校においてSensory roomはかなり一般的になっているという。
この学校ではバブルチューブというSensory roomでよく用いられる専用機器が使われていたものの、それ以外のグッズは全てホームユースのグッズや、通常の教室でも使われるプロジェクターやクッションであった。
その他にレゴブロックなども置かれており、最初筆者はSensory roomとしての違和感を少し感じたが、インタビューに答えてくれたRosie Hergenhan先生の言葉がその違和感を解消してくれた。
「落ち着くための環境はその子によってそれぞれ違うんです」。
この空間は、集団の授業において落ち着くことが目的の場所であり、そのツールとしてレゴブロックが有効な子どもがいたのである。
私たちの活動より
日本ではじめて普通小学校にスヌーズレンルームを導入しました。
障害のある子のためのスヌーズレンルームは環境を整えるとどうしても高価になり、そのままの形では導入できないので、必要最低限の機器や代替品などを揃えて環境を提案いたしました。