スヌーズレンとは/センサリールームとは
What is snoezelen?
スヌーズレンとは、この2つを掛け合わせた造語で、もとは1970年代にオランダで重い知的障害がある人の余暇活動として始まりました。
この活動を行う空間スヌーズレンルームには、光・音・匂い・振動・触覚の素材等、感覚を優しく刺激するものが効果的に配置してあります。
利用者はこの空間で、自ら好きな感覚を楽しみ、誰からも指示されない特別な時間を過ごします。(※「センサリールーム」という表現はイギリスで活用される表現で、もとはスヌーズレンと同じです。詳しくは センサリールームについてをご覧ください)
アロマセラピー、タッチングケア、音楽療法等の温かなケアが注目され始めた1980年代、それらを一つにまとめようという動きの中でスヌーズレンはヨーロッパを中心に発展してきました。
昨今では、世界45カ国以上に広がり、その人にとって心地よい感覚刺激を通じたアプローチをすることで、思考・感情・行動を変化させていくセラピー的なものとしても多く用いられています。
スヌーズレンを構成する要素は、(1)利用者、(2)ケアする人、(3)環境の3つです。